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カートが空です

Laying Stones (Special Edition) by Munemasa Takahashi

石をつむ (特装本) | 高橋宗正

¥54,000


石をつむ (特装本) | 高橋宗正

210 × 150 mm | 80頁

<内容>
* 2枚のプリント(8×10inch) ... Aセット、Bセットの2種より選択
* 特別な函に入り、サインとナンバリングされたシートが同封
700部発行のうち、34部が特装本仕様 (Aセット、Bセット各17部) 

普及版は こちら よりご覧いただけます。

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「石をつむ」は高橋宗正の友人に捧げられた作品である。

高橋宗正は写真家としてのキャリアが始まってから、写真にしかできない表現を追求してきた。
最初の写真集『スカイフィッシュ』が出版されて間もなく、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、東北を中心に多くの被害が出た。その大惨事を目の前にした高橋は「写真は何もできない」と感じたが、津波で流され、土の中から見つかった数多くの写真たちと出会う。それはいわゆる家族写真だった。それらの写真を洗浄し返却をするというプロジェクト「Salvage Memory」に従事し、また、高橋は返却が難しいくらいに損傷の激しい写真たちを展示するという「LOST&FOUND PROJECT」を立ち上げ、アメリカやヨーロッパなど世界各地を旅してきた。

しかし、このプロジェクトを共にしてきた友人が道半ばのところで亡くなった。高橋はこのプロジェクトの間、作品制作にあまり手をつけれずにいたが、これをきっかけに撮影を始めた。

日本には、親より先に死んだ子供はあの世の入り口の河原で、石を積んでは鬼に崩されるのを繰り返す苦を受けさせられる、という俗信がある。そのため子供を失った親は、作業を少しでも手伝うため石を積むのだ。

高橋は、写真という手段でもって、友人を見送り、記憶にとどめた。「石をつむ」ことで、死に暗い物語を付すのではなく、希望を託した。高橋は、友人に手紙を書くようにこの本を作ったのだ。